前に書いた記事(【自閉症の特徴!?】ぴー助がよくしていた行動)でもお話ししましたが、ぴー助は何かお願いする時に語尾が上がる癖がありました。
特徴的な(語尾が上がる)話し方
語尾が上がる話し方とは
癖というか、これもオウム返しの一種なのでしょうか?専門的なことなのでわかりませんが、
例えば、牛乳が欲しい時ぴー助は「牛乳のむー?」と言っていました。
この言葉は、私がぴー助に対して話す時に使っている言葉です。
いつも牛乳を飲むか聞くときに私がこのように話すので、ぴー助の中ではこの言葉=牛乳がもらえる言葉としてインプットされていたのでしょうか。
![ぴー助<br>](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/ff1c00457fddea3dcc3752e02a45d047-1.png)
牛乳のむぅー?
![ボコ](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/16588d26ce8b2d5df38c0a1000be5a93-300x404.png)
牛乳のみたいの?
![ぴー助](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/ff1c00457fddea3dcc3752e02a45d047-1.png)
のーむ!
小さい子が牛乳を指さしてそれっぽい言葉を話していると
母親でなくとも、この子は牛乳がほしいのかな?と想像がつくでしょう。
私はそうのような話し方でも牛乳を渡していました。
牛乳に限らず、お願い系はすべてこのような話し方でした。
「テレビみるー?」
「パンたべるー?」
「絵本よむー?」
「これしー?」(←これしてほしいの意味)
周りの言葉を聞いて自然となおるかな?と思って、ぴー助の目の前で、旦那さんと私でやりとりの演技をしたりしていたのですが、一向になおらず。というか大人同士のやりとりを見ていない(笑)
でも会話が苦手なぴー助が、言葉を使ってほしいものを一生懸命伝えてくれるのが親としてはとても嬉しかったです。
(「これしぃ~??」って、めっちゃかわいい言い方やったしな・・・♡)
でも、いつまでも語尾上がりのままだったので、完全に定着してしまう前に直せるものなら直しておこうと思いました。
語尾が上がる話し方を改善させた方法
基本的には疑問形のままでは欲しいものを渡さないという方法です。
![ぴー助<br>](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/ff1c00457fddea3dcc3752e02a45d047-1.png)
お茶のむー?
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お茶のむー?じゃないで~
![ぴー助<br>](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/ff1c00457fddea3dcc3752e02a45d047-1.png)
??
お茶のむー?
![ボコ](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/16588d26ce8b2d5df38c0a1000be5a93-300x404.png)
お茶のむ!って言うねんで~
![ぴー助<br>](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/ff1c00457fddea3dcc3752e02a45d047-1.png)
お茶のむ!ゆーねんで~
![ボコ](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/16588d26ce8b2d5df38c0a1000be5a93-300x404.png)
って言うねんで~はいらんねん
![ぴー助](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/ff1c00457fddea3dcc3752e02a45d047-1.png)
????
![ボコ](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/16588d26ce8b2d5df38c0a1000be5a93-300x404.png)
お茶のむ!
![ぴー助<br>](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/ff1c00457fddea3dcc3752e02a45d047-1.png)
お茶のむ!
ぴー助はどこまでが自分が言うべき言葉か分かりにくかったようで、私の「って言うねんで~」まで言ってしまいます。
ぴー助が正しく言えるまで「お茶のむ」だけ言い続けるようにしました。
もちろん1回では直りませんでしたが、毎日何回もすることで、この言い方をするとお茶がもらえるとぴー助は理解してくれました。
疑問形でのお願いが直ってきたら、ちょっと進化させて「〇〇ちょーだい」「〇〇して」の練習もしました。
![ぴー助<br>](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/ff1c00457fddea3dcc3752e02a45d047-1.png)
テレビみるー?
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テレビつけてって言って
(あ、「って言ってって」言葉つけてしまった!)
![ぴー助<br>](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/ff1c00457fddea3dcc3752e02a45d047-1.png)
テレビつけてって言って!
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(やっぱり言った!)
テレビつけて
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テレビつけて!
会話を教えるのって難しい・・・本当に思いました。ぴー助は必要ないことまで真似してしまう。うまく教えられいない自分が憎かったです(笑)
ぴー助は、単語なら教えた分だけいくらでも覚えられる子でした。たぶん定型発達のお子さんより覚えていたと思います。『単語』なら。
定型発達の子なら、周囲の会話から自然と学習するのでしょうか?
周囲の人の会話から話し方を習得するのが苦手?
ぴー助にとっては、単語を覚えるのと、会話を習得するって全く違うものなんだ・・・と、この頃思い知らされました。(自閉症スペクトラムのお子さんの中で個人差があるとは思いますが。)
ぴー助は自分の世界が強く、周囲の会話を聞いて吸収するということが苦手なんだと気づきました。
周囲への興味が薄いのです。
だた、間違っている時にその場できちんと教えるというのを何度か繰り返すと、最終的にはしっかり習得してくれたので、この教え方はぴー助にとって必要なのかなと思いました。
※これはただ知識もないただの母親が勝手にやった方法なので、もっと効率のいい方法はあったのかもしれません・・・ご参考までに!
今回の記事は、次回書こうと思ってる記事にも少し関連してきます。よかったら見てください♪
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