自閉症スペクトラムの特性、特定のことに対するこだわり
自閉症スペクトラムの子は『こだわり』が強いといいますよね。
ぴー助は今思えば3歳の頃が、こだわりとイヤイヤ期が重なってとても大変だったかな・・・
ぴー助が3歳の時、とても困っていたことがあったことを育児日記を読んでいて思い出しました。
当時かなり悪戦苦闘していたことも、時がたてばすっかり忘れるから不思議ですよね・・・
今思い出せるうちに書き残そうと思います★
トイレの水を流す問題
ぴー助がトイレでおしっこをできるようになったのは3歳になった頃でした。
まずできるようになったのはオマルでおしっこ。オマルでした後は私がトイレにぴー助のおしっこを流していましたが、
トイレの便器に座ってできるようになってきて、終わった後に自分で水を流すのをぴー助はとても楽しみにしていました。
間違って私が流してしまうと泣いてしまうので、少しめんどくさいこだわりでした。
トイレで成功するようになってパンツになってからは、楽しいのか心配なのか家でかなり頻繁にちょこちょこトイレに行くようになっていて、一応出るけどめっちゃちょろっと・・・
1時間に2回くらい行っていたんで(笑)
![ボコ](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/10/72d0710efeccfef994fb8396b868db7e.png)
仕方ないけど、水もったいないわー
しかも当時住んでいたのは古い団地で、トイレの水は“小” “大”のレバーで引くタイプで、
“小”を流す時はずっと引いたままにしないと流れ続けてくれない構造でした。
ぴー助はまだうまく操作できずにいたので、押すと一気に出る“大”で流させていていたのです。
ところでみなさんは、こどもがトイレでおしっこした時、自分も続けていって一緒の水で流すことってありませんか?
(私だけだったらものすごく恥ずかしいけど!笑)
ある日、ぴー助がいつものようにおしっこをちょろっとだけして流そうとしていた時、
たまたま私もトイレに行きたくなって、ぴー助が流す前にトイレに入りました。
![ボコ](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/2a356ac6869a6c126641412b2387d7bf-1-300x406.png)
ぴーちゃん!お水もったいないからお母さんもトイレさせてー!
ちょっと「?」な表情をしていましたが流す前にトイレに行かせてくれました。
最後は水を流させないと怒るのでもちろん最後はぴー助に流させて、
お水代が1回浮いたわ♪なんて考えていたのですが、これが悪夢の始まりでした。
ぴー助の頭の中が混乱してしまったのです!
自分がトイレに行った後はもちろんぴー助が水を流す。これは今まで通り。
私がトイレに1人で行った後私が水を流すと、、、
![ぴー助](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/10/1c98869d5501bd6a4e3cc0f1dded7b17-300x325.png)
ぴー助が流す!ぴー助がー!!
もう大泣きです!
![ボコ](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/c891cf4de737a2774830db679bef68d3-e1632981758321.png)
お母さんがした時はお母さんが流すんやで?
何度も言い聞かせましたが、一向に理解してくれないのです。
なんでもやりたい期だったのかは分からないのですが、旦那さんがトイレに行っても同じような感じになっていました。
すごく泣くしやらせてあげられる時はやらせていたのですが、こちらもつい癖で流してしまうんですよね。
その度に癇癪を起すからかなりストレスでした。
半年後の幼稚園入園に向けて、せっかくトイレでおしっこできるようになったのに・・・
なんとかしなければ!
水流し問題が解決した方法!
さっきも言いましたが、何度も何度もぴー助に言い続けました。
「ぴー助がおしっこしたらぴー助が流す。お母さんがおしっこしたらお母さんが流す。みんなそうしてるんやで?それでいいねんで?」
しっかり念押しても、いざ私が流すと怒りだす。
この頃ぴー助はもうひらがな・カタカナを読めたので、ダメ元で紙に書いてみることにしました。
読むのが好きなので、興味津々で読むぴー助。
おかあさんがおしっこしたら、おかあさんがおみずながしていい!
ぴー助がおしっこしたときはぴー助がながせるよ!
一度読ましてから、この紙をトイレの扉の外側に貼りました。
いざトイレへ・・・私がしたので私が流しました。ジャー!という音に反応して聞こえてくる足音。
いつもならここで大泣きするのですが!なんと!泣かずに扉の前の文字を読んでいます!
その後また泣きながら走ってきていましたが、「扉のお手紙よんでみて~」というと納得してくれ
数回繰り返すうちに見事に克服してくれたのです♪
あんなに何回言っても駄目だったのに・・・手紙作戦すごい!
まとめ
変な節水意識でぴー助が混乱して、毎日めんどくさいことになってしまって、
あんなことせんかったらよかったわーと何度も思いましたが、この出来事がきっかけで、
ぴー助が紙に書くと意識に入っていきやすいということが分かってきました。
この方法は、ぴー助の育児にとってとても有効な方法だったので、今回のトイレのお水問題は
かなりストレスでしたが、それなりの収穫があったなと思います♪
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