【幼稚園入園】初めての集団生活…ぴー助はうまくやっていけるか？

この日記は自閉症スペクトラム（知的障害なし）と診断されたぴー助の成長記録です。

ついに幼稚園生になる

ぴー助の発達を２歳ごろから振り返ってブログを書いてきましたが、
ついに幼稚園入園の年になりました！

妊娠を機に転勤があったため一度仕事を退職した私は、そのままずるずる専業主婦になっていたので
ぴー助は保育園ではなく幼稚園に通うことになりました。

３歳後半になったぴー助は、言葉が急に出始めたとか、コミュニケーションをうまく取れるようになったとか、そういった激的な変化はなく、のんびりゆっくりなペースで成長していました。
会話でのコミュニケーションは、こちらの言っていることは理解して簡単な返答ならできるけど、
まだ会話のキャッチボール的なことは苦手。
相変わらず、物に対しての興味が強く人への興味は薄い…
お友達とうまくやっていけるかとても不安でした。
仲の良いお友達はできるのか、いじめられないか不安を残したまま幼稚園入園を迎えました。

親はドキドキ、ぴー助はごそごぞの入園式

幼稚園の事情で、入園式は大きなホールを借りて行われました。
1学年１００人以上園児がいるので、会場はとても大きく、知らない人だらけ。
薄暗いホールに加えて入園式という独特な雰囲気に圧倒されてか、
ママの膝の上にずっと乗っている子や、ママにピタッとくっついている子がとても多かったです。
帰りたいと泣いている子も少し。
プレ教室で通いなれた幼稚園のホールだったらもう少し明るい雰囲気だったんだろうな(‘‘)
そんな中ぴー助はと言うと、初めての大ホールにそわそわ。隣に座るように言っても、掲示物やマイクなど、気になる所へ何度も行ったり来たりしていました。他の子も男の子は数人そういう感じだったのですが、式典が始まると会場はとてもしーんとしてみんなちゃんと場をわきまえている様子。その姿にとても焦りました・・・３歳にもなるとみんな空気が読めるんだ！(++)
ぴー助は式典が始まってもじっと座って待っておれず、終始落ち着きなくしていました。
式典中は声が響くのであまり怒るわけにもいかないし、ぴー助を椅子や膝に座らせるのに必死で、腕が痛かったです(笑)
ぴー助への対応に必死で周りを見る余裕なんてあまりありませんでしたが、
客観的に見てぴー助はちょっと手のかかる子に見えたと思います。

ちょっとだけ見えた協調性

式典の最後に少しだけ先生たちと手遊びでお歌を歌う時間がありました。
式も終盤になり会場全体もこどもたちの集中力が切れ始めてがやがやしていて、
始まった時は正直、もうやめてー！と思ったのですが、自分からぴー助が１人で座り始めたのです。
ちゃんと座って先生の方を見て、手遊びに楽しそうに参加していました！
こんな姿が見られるなんて…本当に嬉しかったです(^^)
多分単純に手遊びが楽しそうだから参加しただけだとは思うのですが(笑)
今までずっと私服姿で赤ちゃんに毛が生えたくらいに思っていたぴー助が、
いっちょ前に制服を着てみんなと同じように手遊びを最後までしている…
ほんの数分だったのですが、そんなぴー助の姿を見て感動していました。

親の手から離れていく寂しさ

これからの３年間でぴー助がどれだけ成長するのか、
どんな日々を過ごして、たくさんの経験を通して、何を感じるのか。どんな表情をするのか。
今まではずっとそばでそれを見てこれたけど、これからはずっと側では見れないんだ…と思うととても寂しくなってきました。
毎日毎日育児に追われる日々で、自分の時間なんてない。早く幼稚園に行って！と心から思っていたのに…。

当時を振り返ってみると、周りと比べてぴー助のできていないところにばかりに目が行ってしまっていましたが、
大きなホールでの入園式という初めての場所で非日常的な環境でも、ものおうじすることなくマイペースにいれるのはぴー助の長所なのかなと思います。

2歳の時にいった育児相談で、ある保育士さんが言ってくれた言葉をふと思い出しました。
「ぴー助君は集団で伸びるタイプだと思う！」
（その時の記事はこちら↓）