発達障害か、そうでないか、グレーゾーンかあいまいな状態…
保健福祉センターでの相談(前回の記事）で様子見となり、途方に暮れていた私。
様子見って何もできないんですよね…
大丈夫と言われたわけではないから心配は続くけど、療育が必要と言われたわけじゃなく何を行動したらいいのか。
発達障害かどうか悩む私に対しての周囲の反応
「色々考えるのやめたら？」
「ネットで検索するのはいいことないよ」
「様子見ってことは心配ないってことやって！」
「産後鬱なんじゃない？」
旦那さんや姉、母、電話相談の方からこう言われ、私は身近に相談できなくなりました。
でも、ぴー助の行動は変わらないし心配事は解消されないし、気持ちはザワザワしたまま。
家族のためになるべく元気なお母さんをしていたけれど、内心は心が押しつぶされそうでした。
誰にも本音で相談できず、話を聞いて欲しくて電話相談
誰かに話を聞いてほしい・・・
でもまた呆れられるから言いにくい・・・
そんな時、市のやっている子育て施設のホームページに『子育てに悩んだり疲れたときは』という電話相談の窓口を見つけて、自分のために電話してみようと思い掛けてみることにしました。
周りの家族や親戚や友達が信じられないんじゃないけど、何も知らない第三者に思いっきり話を聞いてほしかったんです。
私育児ノイローゼかもしれなくて・・・
話を聞いてほしいんです・・・
そう言った途端、ぶわっと涙が溢れてきました。
そんな私に、カウンセラーさんとして電話に出てくれた保育士さんは、ゆっくり話を聞いてくれて今までのことを全部話しました。
そうやったんやね…お母さん辛かったね…
聞く限り私は大丈夫だと思うけど、もっと自信もって大丈夫！って思うためにも
、来れたら子供さん連れて面談にこない？今のところいつでも大丈夫だよ！
行きます！明日行きます！
その子育て施設は電車で１５分くらいの場所。以前遊びに行ったこともあったのでさっそく翌日行くことにしました！
子育て施設の保育士さんとの面談
翌日、ぴー助とまだふにゃふにゃの赤ちゃんのむー子を連れて電車に乗って子育て施設へ。1時間くらい面談室で話を聞いてくれました。ここでも私大泣き。もう平常心ではなかったです。
ぴー助は、出してくれたおもちゃで遊んだり、私の膝に乗ってきたり、さっき乗ってきた電車のアナウンスの真似をしたり・・・
話しかけられてもマイワールド全開で無視したり。
こんなんで何言われるんだろう・・・とハラハラしていましたが、
お母さん！何の問題もなく成長しいますよ！初めて会った時ちゃんと目を見て挨拶ができたし、お母さんとのやり取りを見ていてちゃんと言うことを理解できている。全然心配なところが見当たらないよ！
私は発達の専門家ではないけれど、こういう施設で日々いろいろなお子さんを見ているし
相談にも乗る立場だからある程度わかる！大丈夫！
本当ですか！？
私は大丈夫だと思うど、さっき言ったように発達の専門家ではないからより安心できるために発達に詳しい小児科の先生とお話することもできるけど、どうする？
したいです！
即答して４日後に予約して帰りました。
その日からの発達の専門の先生との面談までの４日間は、久しぶりに心穏やかな日々が続きました。
相変わらずぴー助は気になることばかりしていたけれど、それもすべて見てもらった上で「よくあること」と断言してもらえたから見方も変わってきて、そういう行動に対して「かわいいな」と久しぶりに心から思えました。
子育て施設で発達専門の小児科医との面談
そしてドキドキの小児科医の面談の日。その日は家族4人で行きました。
面談室に入ると、綺麗な心理カウンセラーのような占い師のような雰囲気の女の先生が対応してくれました。
私に、ぴー助の発達について問診をしながら、すぐそばでお父さんと遊んでいるぴー助の様子をみたり
時々話しかけたりしていました。
この年齢だと、仮に何かあっても診断はむずかしいです。
なんで診断がつかないかというと、ぴー助くんは知的な遅れがないから。
今後診断がつくとしたら、幼稚園や小学校に上がっていく中で困りごとがでてきてからだと思います。
ぴー助君の様子を見る限り、もし何かあっても、ごく軽度でしょう。
お母さんは、肩の力をぬいてお子さんと楽しいこと、喜びを共有してね！
どこかで聞いた助言だな、、、
今日ではっきり分かるんだと思って来たから、また胸がザワザワしてきました。
正直、大丈夫ですよ！と言われるのを期待していました。でもこれが現状分かるすべてなのかなとも思いました。
面談が終わった後、この施設には大きなプレイルームがあってそこで少し遊んでいくことにしました。
お父さん楽しそうに遊ぶぴー助をぼーっと見ていたら、前に電話相談でお話しした保育士さんが話しかけてくれました。
小児科医の先生に言われたことを報告すると
えーそうだったの！？私は本当に何も問題ないと思うんだけどなー。今だってお父さんとの関わりを見ていてもそう思う。見てたら分かる！
ぴー助君は集団で伸びるタイプだと思う！私のカンだけど。絶対大丈夫だよ！
また断言してくてましたが、
発達に問題ない！と専門の先生に太鼓判押してもらってすっきりして帰るつもりだったのにまたモヤモヤが少し残った結果になってしまいました。
発達専門の小児科医から言われた言葉
自閉症スペクトラムと診断された今になって思うと、本当にこの時小児科医の先生が言ったとおりになりました。
ぴー助は幼稚園の年長になって困りごとが出てきて診断に至りました。
この日、先生に最後に言われた言葉があります。
私は個人的には彼のような少しグレーがかったお子さん大好きですよ。
興味のあることはどんどん吸収するだろうし、見ていておもしろいし将来が楽しみになります。
この頃の私は、発達障害だったらどうしよう！将来どうなるの？と悲観的になるばかりでそんな発想がなかったから、この日もらったこの言葉は、今でもよく思い出して勇気をもらっています。
それと、何時間も話を聞いてぴー助のことを見て「絶対大丈夫！」と断言してくれた保育士さん。
ぴー助は自閉症スペクトラムだったので、結果的には読みは外れているのですが（←笑）、
ぴー助本人を見て「大丈夫だよ！」と断言してくれる家族以外の第三者の言葉が、この時の私にとっては必要だったんだと思います。とても救われました。
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