自閉スペクトラム症のこと病院にどこまで特性を伝える?

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育児(自閉スペクトラム症×ギフテッド)
この日記は自閉症スペクトラム(知的障害なし)と診断されたぴー助の成長記録です。

様々な病院での対応の差…自閉スペクトラム症への理解

こんにちは♪4月にぴー助が小学校に入学してからとってもバタバタとしております(笑)妹のむー子は引き続き幼稚園で、ぴー助は小学校。二人が違う動きをする生活になったことで私自身がこども達の予定をやりこなすのにてんやわんやな日々で、あっという間に前の更新から日が経ってしまいました!

今日は、時々私が考えさせられることについてのお話。
それは幼稚園や学校以外の公共の場で、ぴー助の自閉スペクトラム症の特性をどの程度伝えるべきか?ということです。

眼科に行った時のこと

前に、小学校の就学前健康診断で眼科がB判定だったため眼科を受診した時のことです。

検査員から見てぴー助は一見何の障害もない普通の男の子に見えたと思います。待合ではちゃんと待てるし、呼ばれれば返事もするし、会話も問題なし。
でもいざ検査するとピントをはかる検査や視力検査がなかなかうまくできませんでした。
ピントをはかる検査は、顎を乗せて手はここを持って目を開いてじっとして…を指示が多い上に早口。
視力検査では、レンズを変えられるたびに触りたくなるし、『C』を指さすのもだんだん小さくされて分からないことが多くなるとやる気も無くなるし、淡々としてるし…
そんなかんじでちょっとてこずったのです。
本人は一生懸命しているのですが、いろいろな情報がある中で何のために何に集中したらいいか分からなかったんだと思うのですが、
『普通これでこんなに時間かからないんだけどなぁ…』そんなことぴー助の前で言われてしまいました。その眼科は初めて行った眼科でぴー助の障害について伝えていませんでした。
事前に言えば対応って変わっていたのかな…?
実は数か月前に、この眼科とは違う眼科に行って同じく視力検査をしたのですが、事前に「ちょっと発達に凸凹があって、視力検査のような単純作業が多分苦手で、集中力が続かなくなるかもしれません」と勇気を出して伝えたのですが、「まだ6歳ですもんね~」と言ってくれたんですが、実際の検査では
予想通りだんだんモチベーションが下がってくるぴー助に半ば呆れた態度を出されながら行われました。

歯医者さんに行った時のこと

我が家は家族みんな同じ歯医者さんにお世話になっています。私自身メンタルが弱いところがあるので、ちゃんと向き合ってくれる先生を探しいろいろな歯医者さんを試して今の先生にたどり着きました。
ぴー助は小さい時から「病院」が苦手で歯医者さんも得意な方ではありませんでした。だから絶対虫歯にはならせないように日々の歯磨きや定期健診も3,4ヶ月おきに行っていたのですが…残念なことに虫歯がみつかってしましました(>_<)
乳歯に1箇所、まだ生えかけの大事な永久歯もほんの少し虫歯になってしまいました。
初めは、2ヶ月前に受診した時は虫歯無しと言われていたのに、歯医者さんの見落としなんじゃないん!?と歯医者さんを変えたくなりましたが、ぴー助の歯はちょっと特徴的なところがあって磨きにくかった時期がありその時に虫歯になってしまったようなので、まぁ運が悪かったのかなととらえることにしました。
虫歯の治療が始まる…どうなるんや…羽交い絞めにされるのかな?せっかく歯医者さんに慣れさせるために小さい頃から一生懸命連れてきていたのに、トラウマができて歯医者行かんくなる子になってしまうんかな…そんなことを想像していたところ、担当の先生から不意にこんなことを言われました。
「ぴー君って、IQとか調べたことある?」突然の思ってもみなかった質問にびっくり!
「実は、発達に凸凹があって、自閉スペクトラム症と診断されているんです。知的なとことでは遅れはないんですけど、苦手なことが多くて…」と話し出すと、先生はうんうんと頷いて話を聞いてくれました。
「唾液の量が少ないから虫歯になりやすいのかも。何かに集中している時に口がぽかんとあいてしまっていることがあると思うから、口をしっかり閉じる習慣をつけましょう。『あいうべ体操』本当にいいから、お風呂とかで一緒にやってみて!
虫歯の治療は、過去には虫歯ができたらずぐ削って埋めて…てしてたけど、今はすぐに削らないのが基本です。今後抜ける乳歯については、進行止めをしっかり塗って様子をみてから、ちょっとだけけずってセメントで埋めてしまいます。永久歯については、ちょっと削らないといけないけどすぐには削りません。進行止めを塗って様子を見て、その間にシーラントや歯石取りで歯医者さんの処置にぴー君が慣れて行ってもらって、だんだんとできる治療の幅を広げて行ってから行うことにしましょう!
ぴー君は苦手も多いかもしれないけど、まじめでとっても素直ないい子だから、1つ1つぴー君のペースで乗り越えて行ったらちゃんとできるようになってくるから!歯に興味を持ってくれたら、何でも知ってる歯の博士にもなっちゃうかもね(^^)」
先生はそう言って、ぴー助に合わせたプランを立ててくれました。

これまでぴー助は耳鼻科や皮膚科、内科、外科、歯医者…色々な病院にかかってきましたが、ここまで理解のある先生には初めて出会いました。
説明が的確で、落ち着いて回数を重ねるとちゃんとできるのにな…そう心では思っていても、なかなかその要求ができないままきちんとした検査を受けれなかったことが本当に多かったのです。
発達に詳しい先生ではないから仕方ない…となるべく家で練習したり事前に想像させたりといった工夫はしていたけれど限度があります。
治療を行う先生自らぴー助の特性や苦手なことに気付き、その上でどうしたらトラウマがなく治療を行えるか、目先の利益だけでなく今後の歯医者にちゃんと通える子になるように考えてくれたのが、本当に嬉しかったです。

まとめ

時々しかいかない病院に、どこまで自閉症であることを伝えるべきか?
病院ってバタバタとしていて長話ができる雰囲気ではないですよね。しかも短い受診時間の中で、検査する人、先生、看護師さん…色々な人に接することになります。
とてもじゃないけど発達について話す時間なんてない。それにぴー助はなんとなくはできているから、無理やりさせたらできることも多いんですよね…今まで本人のペースでできていなかったから、今少し病院に対しての苦手意識が強いんだと思います。反省(>_<)
初めの問診に書いたとしても、本当に理解の深い人でないとなんとなく優しくされて終わり。(それでもありがたいけれど…)
なにか問題があってかかっている病院で、しっかり検査した上で治療してほしいですよね。
今後どうするべきか本当に悩みます。
あんまり色々言って、ただの過保護と思われるかもしれない。無理やりでも検査できたらいいやんって思われるかもしれない。時間ないのに…って迷惑かもしれない。偏見の目で見られるかもしれない。
私自身が気にしすぎる性格のせいもあり、今までは病院に迷惑をかけないようになるべくスムーズに…と思っていましたが、最近はちょっと気持ちに変化が出てきました。

無理やり病院に連れて行って、無理やり検査・治療をすると、苦手意識ばかりついてトラウマになってしまうと、もう少し大きくなって一人で行動するようになった時にちゃんと通院しない人になってしまいそうです。
少しくらい過保護と思われても、少しくらい時間がかかって迷惑かけても、まだ小さなこどものうちならかわいいもんじゃない!と少し大きく構えて、迷惑かもしれないけど少し図々しくいさせてもらおうかな?病院に行くなんて、なかなか日々ないこと。そこでしかできない体験で、伸ばせるチャンスでもありますよね(^^)
同時に、病院の対応をよく見て、『合う合わない』を見極めるのも親の仕事だと改めて感じました。

歯医者さんの神対応が本当に嬉しかったんですよね…いろいろな器具で口の中を触られるのってまぁ怖いですよね。そこの歯科衛生士さんは、初めにお水が出てくる器具と、それを吸い込むバキュームをうがいコップの中に入れたり吸ったりするのを目の前で使って見せてくれたり、少し触らせてくれました。「すごいでしょ?これでぴー君のお口洗ってみていい?」と徐々に進めてくれました。
そんな風に歩み寄ってくれると私も発言しやすくて、ぴー助にはこういったらもっと伝わりますということができたりして、それも治療を行う上で活かしてくれたりしますよね。

「自閉スペクトラム症なんです」というと、え?なに?発達障害?あぁ最近芸能人がよく言ってるやつ?くらいの認識の人って本当に多いです。昔の人ほど多いかもしれない。
専門の先生や、発達について勉強した人、自閉症当事者の家族などでないと、なかなか深い理解は得られないかもしれないですが、『患者さん1人1人と向き合おう。きちんと治療するためにはどうしたらいいか?』と考えて相手によって柔軟に合わせられる先生に、いろいろな病院で出会いたいな、そのためには私も諦めずに行動しないとな!と思いました(^^)

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