カサンドラ症候群について考える

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育児(自閉スペクトラム症×ギフテッド)
この日記は自閉症スペクトラム(知的障害なし)と診断されたぴー助の成長記録です。

今回のお話は完全に私の主観で書いているので、考えが偏っていたり不快な思いをする方がもしかしたらいるかもしれません。

カサンドラ症候群とは?

カサンドラ症候群とは、パートナーや家族がASD(アスペルガー症候群)であるために情緒的な相互関係を築くことが難しく不安や抑うつといった症状が出る状態です。
様々なサイトで調べたところ、以下のことが原因だそうです。(書いている他にもたくさん原因はあると思います!)
・ 家族、パートナーがASDで、その特性によって共感したり情緒的気持ちの交流が難しい。
・ パートナーとの関係において情緒的交流の乏しさが原因で激しく対立したり、精神または身体の虐待、人間関係の満足感の低下がある。
・精神的もしくは身体的な不調、症状(自己評価の低下、抑うつ状態、罪悪感、不安障害、不眠症、PTSD、体重の増減など)がある。
・その事実を他の人に伝えても理解をしてもらえない、信じてもらえないことで自分を責めたり孤立する。

主には夫婦間でこのようなことが起こりやすいそうなのですが、ASDの特性を持つ人の配偶者だけではなく、職場の部下や上司にもあてはまるそうです。

最近読んだカサンドラ症候群についての本

発達障害と人間関係 カサンドラ症候群にならないために(著:宮尾益知)

この本を読んで、配偶者がASDでカサンドラ症候群になってしまったら本当に辛いな…と感じました。
もちろんASDの特性故に起こることなので誰も悪くありません。配偶者も、ASD当事者も。
初めは好きで結婚した二人が、配偶者がカサンドラ症候群になってしまい別れることになってしまうことをどうしたら防ぐことができるのかな?
ASDの特性のある息子をもつ親として色んなことを考えさせられました。

もし旦那さんがASDだったら…と考えてみる

一度自分に当てはめて考えてみました。
私も結婚してからよく感じることなのですが、結婚生活って常に変化していきます。
家族の形はそれぞれ違うから一概には言えませんが、特に女性は本当に環境が変わりますよね。
私の場合で言うと結婚後数年で様々な変化がありました…
・転勤族であったため結婚後すぐに全く知らない土地で暮らし始めた。
・早く妊娠したかったけどなかなか授からず不妊治療をした。
・初めての妊娠と同時にまた転勤が決まった。
・つわりがひどく、初めての妊娠で心配ごとも多かった。
・ぴー助の発達が心配になった頃、妹のむー子を妊娠。
・つわりがかなりひどく毎日嘔吐。胎児期の発育も悪く心配続き。
・ぴー助のASD診断。
もう、毎年毎年色んな変化のある6年間でした。とても幸せな悩みでもありますが、実際目の前に起こったと時、乗り越えるのはとても大変なことばかりでした。
私はかなりマイナス思考な上にさみしがりや、分かってほしい!という気持ちが強いほうなので、旦那さんともかなり衝突の多い日々でした。
妊娠・子育てとなると、女性側は自分の体の変化だったりいつも近くにいる子どもの悩みだったり、変化を感じずにはいられないのですが、旦那さんは日中は会社に行っているし実際に自分の体に起こっていることではないから、同じ気持ちになって共感してほしいというのは難しいですよね。
反対に私だって、自分の変化にいっぱいいっぱいでその頃仕事が大変だった旦那さんのことをちゃんと気遣えていたのか?とも今になって思いますが(+_+)

旦那さんは多分定型発達なのだろうと思うのですが、実はちょっとぴー助と似たところも持ち合わせているのかな?と思う時もあります。チョーチョードライです(笑)
似ているところは、相手の気持ちを察して気の利いた言葉をかけることや、やってほしいことを察して自分からすること。よく言われるのです、「やってほしかったら言ってくれないとわからん」と。
やってほしいことは口に出して言うこと、言い方をきつくしないようにすることを意識してからは衝突することがかなり減りました。
幸い旦那さんはちゃんと伝えると少しずつ変化してくれたのですが、もしこれがもっと極端だったらこの6年間私は完全に孤独だったと思います。

日々のちょっとした様子から察して優しく接してほしいんですよね(;_:)本音で言うと。

もし将来ぴー助に結婚話が出てきたら…?どうしたら配偶者のカサンドラを防げるか

基本的に人に興味の薄いぴー助が、今後、恋愛をするなんて想像ができませんが十分にあり得ることですよね。今でも大好きな女の子に夢中やし…
そんな話が出る年齢になると親がいつまでも口出しをしない方がいいことは分かっていますが、そうなった時に夫婦がうまくやっていけるか本当に不安です(;_:)

結婚する前に知ってほしいこと・考えてほしいこと

もしぴー助のことを好きになってくれて、結婚したいと思ってくれる人が現れたらよく考えてほしいことがあります。

結婚する前にASDの特性について、発達障害について深く知ってほしい

ASDの特性、例えば物事のとらえ方、人付き合いの苦手なところ、相手の気持ちが読みにくいところ、
相手の変化に応じて臨機応変に対応することが苦手なところ、話を聞いてほしい時に効率よく理解してもらうために配慮すること…

ただ付き合うのと、一緒に生活するのって全く違いますよね。定型発達の方からみて、理解しがたいことも多いのでそのへんの理解がありそれでもいいと思えないと結婚生活は難しいと思います。

まだ6歳なので、今後どれだけコミュニケーション能力をつけていけるかでも大きく変わってくるとは思うので、相手の気持ちにちょっとでも寄り添えるようになってくれれば…

結婚後起こるかもしれないことについて想像してほしい

結婚、妊娠、出産、ライフスタイルの変化とともに変化せざるを得ない女性に対して、ASDであるパートナーにのその変化に気付き柔軟に対応することは難しいということを覚悟してもらう必要があると思います。

困った時に相談できる場所を確保してほしい

カサンドラ症候群にならないために、自分の辛さを誰かに分かってもらうって本当に必要だと思います。

まとめ

カサンドラについて考えた時、どうしてもASDの息子の母親としての目線から見てしまうので、ASDの特性のある人が悪者扱いにされているように感じてしまいます。
発達障害がある人とそうでない人が、本当に自然に分かり合えてお互いを大切にできる関係って難しいのかな…?
うまくいっているパターンの家族、夫婦の話が聞きたいです。

今回のお話は定型(たぶん)のぴー助の母親が個人的に思ったことを書いただけなので誰の役に立つ話なのか分かりません。ごめんなさい(>_<)
ASD当事者の方、カサンドラ症候群で苦しんでいる方が嫌な気分になっていなければいいな…

将来ぴー助はぴー助でいろんな考えの元いろんな選択をしていくと思うけど、友達でも恋人でも誰かと深い仲になる時には、きちんを自分のこと(特性)を相手に伝えられる大人になってほしいと心から思います。
そのためには、ぴー助自身が自分のことをちゃんと知ることが大切だなと感じました(^^)
私は頭がガッチガチの人間ですが、いろんな人がいてその分色んな考えがあっていいよね~それで当然やんね~って世の中になってほしいなと思います。


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