ぴー助は２Eの子ども?
『２E』この言葉を２年ほど前に初めて知りました。
発達障害と優れた才能の両方を持っていて二重に特別な教育ニーズのある子どもを、『2E（トゥーイー）』（twice-exceptional：二重に特別な／二重の特別支援を要する）の子どもと言い、
そして発達障害のある子どもの才能を伸ばして活かそうとする教育を「2E（二重の特別支援）教育」と言うそうです。
この説明を聞いて、ぴー助完全に２Eの子どもやん！と、どんぴしゃりな説明に少しうれしかったのを覚えています。
私が時々見るのがこのサイト（https://2e-education.org/）２Eのことについてとても詳しく書いてあるし、この後に書いてある『特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議』についても詳しく載っています(^^)
特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議
『特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議』…長っっっ！！こんな有識者会議が令和３年に開かれたそうです。
ぴー助の発達の凸凹でどうにか突出した所を伸ばせる支援がないかネットで検索していてたまたま見つけました。
その後会議は継続して行われており、今現在で１２回が終わったところのようです。
この会議を開催している文部科学省のページで議事録を時々見るのですが…正直読む気がなくなるくらいの内容の多さになっています(>_<)内容も難しい！！
それにしても“特定分野に特異な才能のある児童生徒”ってどうやって決めるんでしょうね…
例えば、発達障害と診断されているかで決めるとしたら、発達障害を持っている子の中には突出した物がある子もいればない子もいると思うし、ましてや同じくらいの困りごとを持っている子でも家庭の方針で診断を拒む家庭もあるし、個性ととらえて見過ごすパターンもある。
学校や国は、すべての子に平等に学ぶ権利を与えなければならないだろうから、ギフテッドの子だけ特別扱いにすると批判もあるやろうな…突出した物がなくてもものすごく勉強して優秀な子もいてると思うし。
凸凹発達を持つ子の親としての願い
私の超超個人的な意見、というか望みの話になるのですが…
この教育方法が実施されることになれば、絶対絶対ぴー助に受けさせてほしい！！
ぴー助は知的障害はないけれど、発達検査の結果は本当に凸凹（項目によってIQ約80～140の差があります）。でも日常生活で本人は困ることは少ないし問題行動も起こさない。ただ、空気の読めなさからお友達同士でトラブルになることを避けたくて支援級に在籍することにしました。
支援級に在籍して、先生の良き理解の元過ごさせてもらって感謝しかありませんが、やっぱり親として一番ネックだったことは、支援級に在籍していると偏見が付きまとうだろうということでした。
障がい者扱いされたらどうしよう…別に普通級でもいけそうだったのに親の決断で大きくなった時ぴー助に責められたらどうしよう…妹のむー子だって偏見の目で見られるのでは？
本当にめっちゃ葛藤して、毎晩悩んで泣きながら考えました…発達検査を受ける時も、支援級に在籍する時も。
でもちょっとした偏見よりも、ぴー助が過ごす毎日が穏やかに過ごせるほうが何よりも大事だと思い決断しました。
そう決めたのは、せっかくある得意なことをつぶしてほしくなかったから。
偏見なんかに負けないように、物心ついた時に自分のことを自分自身がすばらしい！って認められる人に育ってほしかったから。
まだまだ分かりませんが、ぴー助は人間関係が複雑な社会では生きずらいだろうなと思います…暗黙の了解なんてないし、妥協も苦手。だから何か得意なこと１つでもいいからそこを伸ばしてそういう仕事についてほしいと思っています。
小さいころからそういった支援が受けられたらほんとうに素晴らしいこと。
この有識者会議の対象者がただ『天才』『ギフテッド』だということかもしれないけれど、
『みんないいところを伸ばそう！』というのも素敵だけれど、特性故に多数派の社会ではなじめないだろうと思われる子への支援として何か得意なことで仕事に就けるように環境を整えていただけることを、凸凹の子をもつ親としては願っています…。
人間関係もばっちりでオマケに天才！って子よりも、不器用な天才君が優先して選ばれることを、わがままなのを自覚しながら願っています。
支援は、『困っている』かどうかで判断してほしいと思います。
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