発達検査を受けることになった経緯
担当の心理士さんの幼稚園訪問
2歳で保健福祉センターで発達相談をしてから(↓の記事)
3ヶ月に1度、担当の心理士さんに電話訪問をしてもらっていました。
ぴー助が幼稚園に入るころ、担当の心理士さんが変わることになり、新しい担当心理士さんから電話がありました。
前の担当の心理士さんから新しい方へはある程度の引継ぎはされていたのですが、
ぴー助が幼稚園に入園したということもあり、心理士さんが幼稚園までぴー助の様子を見に行ってくださることになりました。
1時間ほどの訪問だったそうなのですが、後から電話で報告がありました。
![担当の心理士](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/11/3f8ae2df503883e9450c9a4a5d15d212-300x301.png)
ぴー助君、クラスでの保育にも楽しそうに参加し表情もよく過ごしていましたよ!
担任の先生が1人で大勢に向かってする指示にたいしてもきちんと理解していたし、
特別手がかかっている様子でもなく、現時点で困りごとがあるようには見えなかったです。
これからも電話訪問で様子を見させていただきたいなと思います!
実際に幼稚園での様子を見た心理士さんにそう言ってもらって本当にホッとしました!
意外と幼稚園でうまくいっているんだな…と私の気持ちも少し気持ちも落ち着いて、幼稚園訪問の後は心穏やかに過ごしていました。
発達支援の先生による幼稚園訪問
幼稚園には時々児童発達支援の先生が来て、気になる生徒の様子を見てもらうという機会があるそうです。
もし来られた時に、ぴー助のことを見てもうこともできると入園して初めの面談で言われていて、
色々な人に見てもらいたいんで、こちらからもお願いしていました。
保健福祉センターの心理士さんの訪問が終わって1週間くらいしたころ、
その発達支援の先生の訪問があったそう、ぴー助の様子みてもらったと幼稚園から電話がありました。
![担任の先生](https://decoboconikki.com/wp-content/uploads/2021/09/115049e9721248d423c1f6a78692e14b-e1631288059209.png)
児童発達の専門の方からは
『様子を見る限り問題がないようにも感じるけれど、幼稚園や家での様子での問題点を聞くと、
お母さんも悩んでいるなら、一度発達検査を受けてもいいかもしれないですね。』と言われました。
私も、診断あるなしにこだわらずに得意や苦手を知るいい機会になるので、ぴー助君にとってマイナスにはならないと思います。
お母さんどうですか…?
保健福祉センターの心理士さんにはちょっと前に大丈夫と言われたところだったし、
今回も『検査しなくても大丈夫!』と言われなかったんやな…と正直ショックでしたが、
もんもんとずっと悩んでいるのもかなりしんどかったし、ずっと遠ざけていた発達検査を受けるいい機会なのかもしれない…と思い、
思い切って病院で発達検査を受けることにしました。
検査を勧められた時の気持ち
我が子に診断がつくといく覚悟
今まで色々なところで相談したけど、様子見でいいのでは?という意見が多いという理由で受けてこなかった発達検査…
周りの意見を理由にしていたけれど、私本人が結果を一番おそれていたのかもしれません。
発達障害という診断がついてしまうと、今後の人生でぴー助はずっとレッテルを張れることになるんじゃないか。
診断があるということでいじめや偏見があるのではないか。むー子にも影響があるのではないか。
将来、ぴー助自信が自分の診断名にショックを受けるのではないか…。
まだまだ伸びしろのある今、受けるべきなのか。
本当に本当に悩みました。
受けたらもしかしかしたら診断が下りるかもしれない。
でも診断されるのがダメなことではなくて、客観的な目で本人の得意や不得意を知れるということは
ぴー助にとってはメリットしかないのかもしれない…と思い直しました。
診断がつくからと言って、今目の前にいるぴー助が何か変わってしまうわけではない。
2次障害を防ぎたい
発達障害について調べているとよく目に付くのが『2次障害』という言葉。
一次的な問題は、強いこだわりや人の気持ちを読めないなどの特性から生じる生活上の問題です。
(療育などの丁寧な教育的支援によってこれらの問題を軽減することが可能だそうです。)
一方で、二次的な問題(2次障害)は本人が受ける過剰なストレスやトラウマが引き金となって生じます。
自閉スペクトラム症の特性により、親や先生から過剰にしかられ続けたり、
同世代の子どもたちから仲間はずれにされたり、からかわれたり、学校の勉強についていけなくなるなど、
生活の中で失敗や挫折を味わうことが多くなり、
「一生懸命やっているのにうまくいかない…」「僕はダメな子なんだ」と自信を失うことによって、
身体症状(頭痛、腹痛、食欲不振、チックなど)や精神症状(不安、うつ、緊張、興奮しやすさなど)を生じ、
不登校やひきこもり、暴言・暴力、自傷行為などに発展する可能性があるそうです。
こういったことを2次障害といい、
自閉スペクトラム症への対応で大切なことは、できるだけ早く子どもの特性に気づいて理解・支援し、
ストレスを感じにくい生活習慣や環境を整えて、二次的な問題(2次障害)を最小限にとどめることだそうです。
自閉症スペクトラムであるだけでもいろいろな困難がありますが、
でもそれは生まれ持った特性なので受け入れるしかないこと。
でも、2次障害だけはなんとしてでも回避していってほしい…それだけが私の願いです。
2次障害を回避するために、ぴー助にどんな特性があって何が苦手なのかを客観的に知ることはとても重要なことに思えてきました。
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